2009年05月31日

自ラ詩ヲ選ブ

「私たちが孤独から体得するのは独りである術ではなく、唯一者である術だ」シオラン

またもや詩。このくらいの地元意識はだれしもあるでしょうという。


両国アリストクラシー

その街の名は 両国
芥川が学び 夢野が死を見た
広小路 それは渋谷のよう
夜をも照らす大花火

だが楽園を悲劇が襲い 未来を奪い去った
燃え上がる建物 人々の悲鳴
忘れえぬあの日
もはや世界の 中心ではない

日本のギリシャ それが両国
パルテノンなくとも 回向院
讃えよ かつての栄華を
その光は 天まで届くのか

過去に消えた街 両国
浪士が討ち入り 海舟が暮らす
慰霊堂 それはエーゲの記憶
ハリカルナッソスの面影

だが歴史は見捨てはしない 未来は勝ち取られた
そびえたつ世界樹 われらの電波塔
やがて来るその日
ついに世界の 中心となる

日本のギリシャ それが両国
アポロ巨像なくとも 力士たち
ひれ伏せ 歴史のない都市よ
その響きに 月も震えるか


こぼれ話:

飛行機墜ちても 力士がクッション

という一節を入れたかったけど入りませんでした。
古代世界七不思議のうちギリシャにあるのは四つですが、こちらにも本所七不思議が、なんと倍の八つ!もあります。
・・・え?何かおかしいって?
【詩か、さもなくば死を、だ!の最新記事】
posted by あしがる at 14:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩か、さもなくば死を、だ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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